中級レベルの曲です。
若い人だと 簡単に弾けてしまいます。
でも、私、生徒さんの演奏に
「 全然、”小川のせせらぎ” に聴こえないんだけど…」
って、すぐに合格にしません
厳しいと思われるかもしれませんが、
大人には 強く そこを言います。
今日、レッスンに来られたご年配の方、
体調もそれほどよくないご様子で、
“なかなか完璧に弾けないのです…”
と 嘆かれていますが、
同じ “小川のせせらぎ” を弾かれたら、
ゆっくりな流れではありますが、
ちゃんと 澄みきった音で、
小川のせせらぎが聞こえます。
ご本人は ミスをせず
完璧に弾けなかったことを
ダメだとおっしゃっていましたが、
曲名どおりの表現できたというところで、私は 良し と思いました。
次の曲は
“美しき青きドナウ”
(私、昨日、美術館で音楽を聴いてきたところ…)
きれいなワルツになっていました
ご本人は、また
“お家でメトロノームときれいに合わない” …って。
そんなきっちり メトロノームに合わせなくてもいい曲ですね。ゆったり 弾いた方がきれい。
もう1人、今日、
レッスンにいらっしゃった大人の方、
この数ヶ月
ショパンのノクターンを弾かれています。
楽譜どおりに 弾かれているので、
もう注意するところはないけど、
ノクターン(夜想曲)らしいメロディーが
聞こえにくい。
そこをアドバイスして
今日は 仕上げることとなりました。
私が ヤマハ4級のグレード試験を
受けた時、
“ショパンはまず弾くことはない、
必ず バッハの曲を弾かされるから” と
試験前、とにかく バッハばかりを
練習していました。
試験当日に弾かされたのは、
なんと
ショパン
私は驚いて、
練習していない…
開き直って、
こうなったら、思いっきり
感情を込めて弾くしかないと…
多少のミスもありましたが、
何とか弾き終えました
後の 講評では
“ショパンの曲、⚪︎⚪︎⚪︎の部分は、
メロディーが浮き出るように弾かないと
いけないですが、
そこは、私たちの課題ですね〜”
と 試験官の先生が
“私たち” …
という言葉を使って、
そういうふうにおっしゃいました。
そして 結果は 合格でした
と いろいろ書きたくなりましたが、
今日は このあたりで …
コンクールなど 点数を取る演奏とは
ちがい、
音楽を楽しむ…
少しでも音楽的に弾く、
その曲にふさわしい音色と
メロディーが歌えたら、
ちょっとしたミスは
カバーできるように
思います…(甘いかな?)
どんどん音楽を楽しみましょう〜
Masayo-music ♪