昨日
” 曲の終わりは〜”
ということで、
曲の終わりをどう演奏するかと
いうお話をさせていただきました。
今日は、
どのように
曲の終わりを聴くのかと
いうお話がしたいと思います。
発表会などで、
演奏の最後に余韻がなくて、
“やっと終わった〜”みたいに
演奏者もパッと表情を変えて、
楽器から立ち上がると
すぐに拍手が始まってしまいます。
なので、演奏者は
“最後の音、休符や余韻を感じて”
ということを
発表会前には何度も
練習します。
ですが、
演奏者側がちゃんと意識していても
せっかちな観客さんもいて、
最後まで弾き切っていない時に
拍手が始まってしまうことがあるのです。
オーケストラのコンサートの場合なんか、
こういうお客さんがいると
指揮者さんは
当然 ガッカリされるようです。
拍手の仕方で
お客さんの品がわかって
しまうようです。
あるコンサートでも
曲ごとに
まだ、最後の音があるのに、
いつも早く早く拍手がおこってしまうと
いうことがありました。
聴き手のマナーとしては
最悪
こちらも
最後の最後まで、
音楽を聴いている気分、感動が
別のものに変わっていくのが
大変残念で
アンケートに書いて帰ったことが
あります
もちろん
演奏者としては
最後の余韻まで聴いてもらえるように
演奏をすることも大事。
聴き手は、
ちゃんと最後の音やその余韻を感じ、
一呼吸おいてから
大きな拍手をするのが
一番感動的だと思っています
他で例えると
最後まで人のお話を聞かない…
ということもよくなくて、
映画でも
終わったら、さっさと立ち上がる方も
いらっしゃいますが、
エンドロールの最後の最後まで観るのも
いいかと思います。
流れてくる曲も良し、
たまに メッセージとなるものが
出てくることがありますね
演奏テクニックも大事、
だけど、
私は生徒さんたちと
こんなお話を
よくさせていただきます
慌てて
勝手に終わらせてしまわないように
しないといけませんね
Masayo-muse ♪