ピアノとゴルフ

ピアノのレッスンを受けているときに、先生から ” ゴルフはやりますか? ” と聞かれたことがあります。

それは、ピアノを演奏する時の座り方、構え方は、ゴルフのときの構え方と同じだというお話でした。

身体の中心、丹田を意識し、ぶれないようにする…

ゴルフなら そこからスゥィングですが、ピアノの演奏の時の椅子の座り方と身体の動きは、これと同じ状態ということです。

私の場合、ある人の指図でやり始めたゴルフだったもので、全く上達せず、15年くらい経った時に初めてプロのコーチのレッスンを受けたようなことです。上手とはとても言えません。でも、少しでもかじっていて良かったとこの時思いました。

このピアノレッスンで、先生がおっしゃるピアノ演奏の時の身体の構え方が感覚的にわかり、自分がゴルフでもしっかりできない身体の構えは、ピアノの座り方と共通していることを知りました。

それ以来、時々、演奏中に身体の位置や向きがおかしい方には、私も “ゴルフはされますか? “と生徒さんに聞いて、ピアノの構え方を指導させていただいています。

ところで、先日は、ゴルフをされているという70代の男性のピアノレッスンでした。

レッスンに来られる70代前後の女性が指の節々が痛くなると言われているというお話をしていましたら、その方が ” ゴルフに行ったあと、指が痛くて、ガタガタして、僕らでもおかしくなりますよ〜 ” と。

そう、そこが私も問題でした。確かにゴルフの練習に行ったあとは指が痛い。クラブの持ち方が悪い、脱力できない、力入り過ぎだから、下手だから、指が痛くなると思っていた私です。

その男性曰く、” ピアノとゴルフでは使う指も違うし、使い方も違う。脱力と言っても、ゴルフクラブを握って振ることは、その重みの何倍もが指に負荷がかかるのだから、絶対に痛くなりますよ ” と。

まぁ、丹田意識する構えは ゴルフとピアノに関連性があったとは言えますが、ピアノを弾く人には、指に要注意かもしれません。

知り合いのピアノの先生は、よくゴルフを回ってらっしゃるとお聞きしています。お若いうちは指に負担がなく、大丈夫なのかももしれませんし、一概に言えないとは思いますが…。

生徒さんと、「ピアノとゴルフの関連性」の会話内容でした。