ピアノご経験がある70代の方にご入会いただきました。コロナ禍のステイホームで、久しぶりにピアノに向かうようになられたようです。
ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」の “プレリュード ” を練習しているということで、今月初めに体験レッスンに来られました。
私は、音の彩色家とも言われる個性的なドビュッシーの曲はとても好きですが、人によって、好みが分かれます。なかなか生徒さんで積極的にドビュッシーを弾きたいという方はほとんどいませんでした。発表会で 比較的弾きやすい”アラベスク”をおすすめして弾いていただくという程度です。
私は、ドビュッシーのピアノ曲と久しぶりに触れることができると楽しみにレッスンをお待ちしていました。
体験レッスン後、入会のご連絡をいただき、今日からレッスンとなりました。
月30分×2回のコースで 月60分×1回でいらっしゃることになりました。
他に私のおすすめのモシュコフスキー”20の練習曲” と、チャイコフスキー”四季” から舟唄を選ばれて練習しておられたので、そのレッスンをさせていただきました。
ご年配の方でピアノの経験がおありな方に多いのですが、この方も海外生活をされていたとのことでした。楽譜に記されているアルファベット。始めは、コードをつけていらっしゃると思い、さすがよく勉強されているなぁと思っていました。すると、それはコードではありません。譜読みで “ド・レ・ミ…”は 普通、カタカナで書きますが、”C・D・E…” とアメリカ式に書かれていたのでした。もちろん、そのままでOKなのです。インターナショナルスクールに通う子どもたちも同じですから。
久しぶりで、慣れない奏法は、難しそうでしたが、ずいぶんと今までも弾かれていたご様子が感じられ、とてもご熱心にピアノに取り組まれるお姿に感心しています。これからも、楽しくピアノを続けていただけたらと思っています。