今日、月末5週目の火曜日ですが、70前後の生徒さんがそれぞれ1時間ずつのピアノのレッスンに来られました。
お一人めは、毎回、よく練習をされています。ご本人は自信なさそうにされますが、さすがに長く続けていらっしゃることがよくわかります。ただ、間違ったまま、そうだと思い込んだまま弾いているところもあるので、そこを何度か弾いて、直していただくのです。身体の不調もおありなのに、ピアノのレッスンのために出かけて来られることが、身体への自信につながっていらっしゃるようです。
お二人めの方は、とても細かい音符の長い曲も次々と弾いてこられます。この頃、指の関節の痛みを感じながらも、ご熱心に練習されています。どちらかと言えば、しっかりとしたタッチなので、p(弱く)のところもmf(やや強く)になってしまうことや、アクセントがないところにアクセントがついてしまうというようなところが気になるところです。
三人めの方は、レベルは初級から中級くらいですが、どの曲も落ちついた音色でピアノを弾かれます。いつもご熱心なのに、実は、前回レッスン時間になっても来られないので心配しました。時間をうっかり間違われていて、お友達とゆっくりランチをしていたのだと、私に謝りつつ、楽しくお話して下さいました。
お人柄にもそれぞれの個性というものがありますが、それが、ピアノの弾き方や音色に現れます。お一人お一人違うけど、それはそれぞれのいい音。そんなことを感じながら、生徒さんのピアノの音を聴いています。
夕方、ある生徒さんから、”お誕生日おめでとうございます” のメッセージが入り、びっくりしました。どうして、”私の誕生日がわかるんだろう”とちょっとドキッとしたのですが、よくよく考えてみれば…
入会のカードに記入してもらった生年月日を見て、”お誕生日が私と同じですね〜”と言ったことを思い出しました。それをしっかり覚えてくださっていたのです。私からもお祝いメッセージを送りました。
レッスンとの合間に生徒さんと触れ合うちょっとしたことですが、こんな良いコミュニケーションの場が毎日のようにあることは本当に素敵なことだと思っています。