阪神・淡路大震災から26年

(地震の時、ピアノが動いたという生徒さんも多いです)

阪神・淡路を襲った大震災から、はや26年。月日の経つのは早いなぁと感じます。

当時を振り返りました。朝方、ゴーという音と激しい揺れを感じました。幸い、自宅は置き物が一つ割れたぐらいの程度で被害はほとんどありませんでしたが、少し先の地域ではびっくりするほどの被害がありました。1ヶ月ほど、水とガスが出ませんでした。携帯電話もない頃、各家の電話も使えなくなっていたため、公園にある公衆電話に長蛇の列。唯一の連絡手段でした。

音楽教室は、そういうわけで電話が使えなかったこともあり、連絡を取り合うこともほとんどできずに、たぶん1ヶ月ほどレッスンを休んだと思います。教室に向かう旧国道沿いが大変な被害であったため、車を走らせて、教室に向かうこともできなかったと記憶しています。

YAMAHAの方が家を訪ねてきてくださいました。いただいたお名刺は、東京からで、とても驚きました。阪神間で、YAMAHAに登録している講師の家を一軒一軒回られたのでしょうか。大変なことだったと思います。感動的なことでした。

そして、少し落ち着いた頃にレッスンを再開したと思います。生徒さんたちは、それぞれ怖い思いはされたようでしたが、皆さん無事でいらっしゃいました。

春に発表会を控えていたため、その後、レッスンは通常どおり行なっていましたが、余震がまだまだ多くて、弾いてもらっている時に時々揺れることがあり、ヒヤヒヤしながらのレッスンをしていたのも鮮明に思い出します。

今は、そんなことすっかり忘れてレッスンをしていますが、何事もなくレッスンができることに感謝しないといけないなと思いました。