よほどのことがない限り、子どもたちはマンネリ化すると飽きてしまい、意欲が低下してしまいます。できる子どもほど、好奇心がありますので、同じことを毎回するのを嫌がる傾向にあると聞きます。
だから、私は様子を見ながら、時期を見計らって、いつもと違うことをして、子どもたちの意欲を元に戻す、またはそれ以上に意欲が持てるように考えています。ちょっとした刺激になります。
ピアノの生徒さんにエレクトーンで弾かせる
昨日は、ピアノの生徒さんですが、せっかくレッスン室にエレクトーンもあることですので、来て早々にエレクトーンに座らせました。普段、興味を持ってくれているエレクトーンですので、素直に座ってくれて、嬉しそうでした。同じメロディーでも、音や感触が違うので、楽しそうに、一生懸命に弾いてくれました。そのあと、ピアノに移り、いつものレッスンをしましたが、効率よくレッスンが進みました。
思い切って新しい本に進ませる
バイエルが途中でなかなか進まない子どもさんは、大変多いのです。お母様によっては、「□番をやっていませんが・・」と飛ばさずにきっちりとやらせたい方もいらっしゃいますし・・。ヤマハの子どものテキストなどは、大事な曲が時折入っている程度なので、レベル的に必要がないかなと思うものもあるのです。イヤイヤさせるよりは、弾きやすいものや、取り組みやすいものを抜粋してレッスンすることもあります。学年が上がっていけば、自然とどんどんと弾いていけるようにもなります。
バイエルの取り組みがなかなかな子どもさんに、先週のレッスンで、少し一緒に弾いて、ブルグミュラーの本を渡しておきました。一番初めの曲の「素直な心」というタイトルが大変気に入ったようでした。さて、1週間後のレッスン。「素直な心」をしっかり練習してきてくれました。良かった〜♫ そして、ピアノの本の表紙のいわさきちひろさんの絵について、お家でお母さんに聞いたようで、その有名な画家さんの表紙も気に入ったようです。ちょっとした知識にも繋がりました。