コロナ禍の子どもたちに与えた影響を知りました。
昨年と違い、この度の緊急事態宣言では学校は休みになりませんでしたので、それに準じて音楽教室は変わりなくレッスンをさせていただいています。子どもたちにはほとんど影響がなく、どんなお稽古事も今までどおり再開しているのかなと思っていました。地域によっても違うようですが・・
エレクトーンの子どもの生徒さんが、私の住むお隣の市になります。公共の施設でのお稽古ごとには制限があるようです。週4回だとかあったお稽古事は2回になったり、お稽古ごとそのものがなくなってしまっているものもあるようです。ボーイスカウトやガールスカウトもお休みのようです。楽しんで行っていたものがなくなったり、回数が減っているのはちょっとかわいそうだなぁと思う反面、子どもたちは順応性があるのか、あまり気にはしていなさそうだとも思いました。
今まで、どの子どもさんも毎日お稽古ごとで、忙しそうでした。時間に余裕がないと感じていました。音楽レッスンでは、いつの頃からか子どもたちは、“忙しくて練習できなかった“とか、“時間がなくて宿題ができていない“とか言い訳をするようになっていたからです。
子どもは正直だなあと思いました。“他のお稽古事が半分くらいになったから、練習もできるし、宿題もやれそうだ“と言います。音楽教室の講師にとって、嬉しい言葉ですが・・。子どもたちにとっては、やりたいことがやれているのでしょうか・・。子どもたちの中で、何をすべきかという優先順位が、今までと違ってきているかもしれません。
数ヶ月後に発表会を企画していますが、今回は確実な目標が定まらずに、進行状況が緩やかになってしまっています。だけど、そろそろ企画も煮詰めていかなくてはいけない時期となってきました。少しずつ、ソロ演奏以外の連弾やアンサンブルもしてもらおうかと考え始めています。
先ほど書いたお隣の市では、更に、公共の施設、ホールで、“ピアノの連弾は近親者同士、他人同士で連弾してはいけない“という規定があると聞き、びっくりしています。私の発表会の場所は、その市の中にありますが、公共の施設ではなく楽器店のホールなので、そのような規定は関係ありません。でも、そんな規定があることを知れば、連弾そのものを控えようかとも思うほどでした。どちらにしても兄弟姉妹なら連弾を控えることもないので、やっぱり演奏してもらおうと思っています。ピアノ連弾だけでなく、エレクトーンも一台に二人並んで演奏も考えています。兄弟、姉妹での演奏は、後々、とても良い思い出になるのです。
今日は、親しいボーカルの先生と会えました。一昨年まで、しょっちゅうライブに行かせていただいていました。お話を聞くと、ライブはこの2月は全部できなくなったんだとおっしゃっていました。昨日は、サックスの先生とお話ししましたが、やはりライブはかなり減っているようです。歌、吹く楽器の生徒さんの発表会もどうなるのかということだそうです。音楽好きなものにとっては、がっかりなことです。
いつ世の中が落ち着くのか、それもわかりません。このコロナ禍の中で、生徒さんも講師も、できる範囲のことを精一杯やる、これが今のレッスン状況といえます。