同じことをするのは、すぐに飽きてしまう・・という子どもさん。それは、好奇心のある、賢い子どもさんに多いのです。どんどん新しいものを知りたくて、吸収していける子どもさんです。
ピアノのレッスンでも、覚えるまで、できるまで・・と繰り返しやっていると、違うものをやりたいと言います。そうやって、自分の意思を伝えられる子どもさんはいいですが、それが言えないと嫌になってしまいます。
ある幼児教室では、一つできたら次に進むをいうことを基本指導の方針にされていました。年長さんで4桁の足し算、引き算の暗算ができる、小学校3年生で6年生までの学習能力が身に付くようになるというカリキュラムでした。繰り返し、同じ問題をたくさんさせるという考えの学習塾もあります。どちらがいいかということは、その子どもさんに合わせたやり方が一番です。
次々、新しいことをしたいという子どもさんは、飽きるのではなく、好奇心旺盛だと思ってあげるといいと思います。このタイプの子どもさんとのレッスンは、次々と新しいこと、違うものをひっきりなしに取り出し、私も一生懸命です。長年の経験から、子どもたちの喜ぶ楽しい曲、遊びを取り入れた面白い曲、自然と次々思い浮かびます。それこそ、子どもさんを飽きさせないように引っ張り込む材料です。一瞬の隙も見せられません。そうすることで、30分のレッスン時間をずっと集中してくれているのがわかります。楽しく、あっというまに時間も過ぎます。ぐんぐん伸びていける子どもさんです。