なんでもやり始めたら、男の子の持つ力は、やはりパワーがあるというのでしょうか・・。スポーツに比べると、ピアノやエレクトーンの音楽レッスンは、静かで大人しいものと言ってもいいかと思います。穏やかに静かにレッスンを受けている風な男の子たちが、慣れてくると、それなりにパワーを出し始めます。体を動かしリズムにのって弾くようになったり、力強いタッチでの打鍵、和音がしっかり掴んで弾ける、できない時は何度も何度も繰り返してマスターしようとする、短時間でもその集中力は素晴らしい・・。どこかスポーツに似たような感覚で音楽を学ぼうとしているように感じます。
雑で賑やかだということではありません。静かな曲になれば、目を瞑って、緩やかに体を揺らし、それぞれの曲の持つイメージもサッと作り出すことがあります。感性も豊かです。伸び始めると、びっくりするほど急にグッと良くなってくるのも感じます。そんな男の子たち、意外に音楽ドリルが好きです。面白いもので、初めは文句を言いながらも、やってくれます。ドリルに向かう時間というものは、鍵盤に向かう時間ではないわけですが、ここでも威力を発揮してくれます。1ページ1ページをマスターしていくことは、ゲーム感覚かもしれません。小学年低学年までだと、シールが次々ともらえるのも、嬉しそうです。
1冊終われば、また次へと・・。私が新しいのを購入してくるのを待ってくれていでいます。今や楽譜売り場には、この音楽ドリルやワークブックと名のつくようなものがたくさん並び、よりどりみどりです。簡単過ぎず難し過ぎず、楽しく取り組めて飽きのないもの、偏りがなくレベルに沿ったもので、まるで学校の算数や国語の問題集を選ぶように、あらゆるシリーズの音楽ドリルやワークブックの内容を見てて、選ぶ私です。私は、そういったことをするのは好きな方なので、楽しんでの本選びです。同じシリーズの続きが良い時と、変えたほうが良い時があります。その時の子どもさんの進み具合によって、選び直しをしています。女の子も取り組みやすいもので、可愛い表紙のものを選んだりします。
運動感覚と学力にも結びつく音楽レッスン。ピアノやエレクトーンのレッスンを通して、子どもたちのいろいろな能力が身につく、少しでもお役に立つことができるといいなと思っています。