こんなところからも子どもの音楽への感性が見えます ♪

小さな子どもたちのレッスン♫ 始めは、指を動かすだけで、精一杯ですが、慣れてくると、すらすらと得意そうに弾いてくれるようになります。でも、どんな曲でも元気いっぱいに弾きます。もちろん、楽しくて、元気な曲は、それでOK。

子どものテキストには、徐々にいろいろな表情がつかみ取れるように、曲が進みだします。お留守番でちょっと心配で寂しい曲、ゆらゆらと赤ちゃんが寝ている子守唄、やさしい感じの曲などです。賑やかに弾いてしまった後に、曲とともに描かれた絵を見て、一緒にお話を作ります。すると、ものすごく曲にあった表情で上手に弾いてくれます。

音符だけを見て弾く、テクニックだけで弾くのではなく、たとえ短い曲であっても、弾くときにこれが同時に身につくといいと思います。しばらくすると、ちゃんと、“こういうふうに弾くんだな“と、絵を見たり、文字で書いてあるのを、私が言わなくても自分から見てくれるようになっています。

おもしろいと感じることがあります。私に対しての子どもたちの目です。「先生の髪のくるくるが可愛いね」「先生のセーターがふわふわだね」「先生のブーツ、キラキラがついていて可愛いね」とか・・私がこそばゆくなるような子どもさんとの会話になりますが、くるくる、ふわふわ、キラキラとかに気づく子どもたちの感性はきっと音楽に繋がることと思います。