ピアノやエレクトーンが楽しくなって、一生懸命に取り組みだす男の子の力、何かが違うと感じます。
昔だと、ピアノやエレクトーンを習いにくる男の子って、10人いたら、1人いるかいないかでした。ほとんどが女の子です。
そして、高校生くらいまで続けた男の子は、大抵、バンバンと楽器が弾けるのです。
30年ほど前で、10人いたら、2、3人男の子が習いに来るようになりました。
そして、私の生徒さんは、数年前に男の子の人数が全体の半分以上になって、発表会で男の子の部を作ろうかと思うほど、増えました。(大人の男性も増えました)
男の子が本気で頑張り出すと集中力もすごいし、運動感覚的に楽器を扱っている気がします。
手が大きくて、しっかりしているので、和音をガツっと掴んで弾きます。見てて、気持ちがいい。
エレクトーンの場合、ちょっとした操作を教えてあげると、しっかり憶えて、次のレッスンで得意そうに、見せてくれるのです。
今日は、エレクトーン12級のグレードテストをしました。
レベル的に全く必要ないことですが、リズムをかけて、曲が終われば、フットスイッチで上手にリズムをストップ。
同じやるなら、バッチリ決めるように私がアドバイスすると、何回も挑戦。私がOKというまで、何度も頑張るその姿は、男の子のたくましさだと思いました。
サッカー少年がピアノが上手いということを初めて聞いたのは、5、6年前でしょうか…
その時は、たまたまだろうと思いながらも、ずっと頭からそのことが離れなくて、いろんな人に聞いてみたり、男の子のことを観察してきた私です。
瞬発力、集中力、挑戦意欲など、あふれるパワーで、スポーツ感覚で、ボールのように鍵盤楽器をあやつっているように感じました。
脳も心も身体もトレーニング、そんな感覚で、ピアノやエレクトーンなどの鍵盤楽器を老若男女問わず、どんな方にもおすすめしたいです。