こんなところからも子どもの音楽への感性が見えます ♪

小さな子どもたちのレッスン♫ 始めは、指を動かすだけで、精一杯ですが、慣れてくると、すらすらと得意そうに弾いてくれるようになります。でも、どんな曲でも元気いっぱいに弾きます。もちろん、楽しくて、元気な曲は、それでOK。

子どものテキストには、徐々にいろいろな表情がつかみ取れるように、曲が進みだします。お留守番でちょっと心配で寂しい曲、ゆらゆらと赤ちゃんが寝ている子守唄、やさしい感じの曲などです。賑やかに弾いてしまった後に、曲とともに描かれた絵を見て、一緒にお話を作ります。すると、ものすごく曲にあった表情で上手に弾いてくれます。

音符だけを見て弾く、テクニックだけで弾くのではなく、たとえ短い曲であっても、弾くときにこれが同時に身につくといいと思います。しばらくすると、ちゃんと、“こういうふうに弾くんだな“と、絵を見たり、文字で書いてあるのを、私が言わなくても自分から見てくれるようになっています。

おもしろいと感じることがあります。私に対しての子どもたちの目です。「先生の髪のくるくるが可愛いね」「先生のセーターがふわふわだね」「先生のブーツ、キラキラがついていて可愛いね」とか・・私がこそばゆくなるような子どもさんとの会話になりますが、くるくる、ふわふわ、キラキラとかに気づく子どもたちの感性はきっと音楽に繋がることと思います。

今年の発表会は・・・♪

昨年 発表会でのステージ♪(新響楽器西宮北口 オーパスホール)

♪ 次回の発表会の日にちが決まりました。

⭐︎ 2022年9月17日(土曜日)午後の開演の予定で、企画をしていただいています。

さっそく、子どもさんたちと曲決めをし始めています。大きく成長できる機会となります。舞台度胸を小さいうちから身につけることもできます。

大人の方もお声をかけますと、参加していただける方も多くて、嬉しいです。

この発表会では、アットホーム的な感じのもので、気を張らずに参加していただけます。ピアノだけでなく、エレクトーンの演奏も多く、また他の楽器とのアンサンブルもあります。曲は、クラッシックからポピュラー曲とジャンルもいろいろです。とても楽しい発表の場にしています。

クラッシックなピアノのみの発表会を希望される方は、他に企画している発表会にも参加していただけます。

今ご入会の方は、充分、この発表会に間に合いますので、ピアノやエレクトーンを始めるきっかけ、一番近い目標になるといいですね♫

遊びの中から芽生える子どもの才能 ♪

角野美智子さん執筆の本と手作り教材

子どもたちは、遊びの中から多くのことを学びます。私は、音楽教室の講師をしながら、20年近く英才幼児教室の講師も続けていました。幼児の教育には元々興味が強い私です。小さいうちから、机の上だけの勉強を考えてしまう親御さんたちも多いですが、たくさん遊んでいる子どもさんの方が、運動機能も優れ、知恵も知識も豊富で、性格も明るく育つと感じてきました。特に指先を動かすことは、子どもの発達、特に脳にも働きかけますので、大変良いことと言われています。

東大卒でピアニスト、人気YouTuber、ショパンコンクールにも出られた角野隼人さん。そのお母様の角野美智子先生の講座を今日受ける予定でしたが、延期となりました。ピアノとの関わりだけでなく、幼児期からどんな教育をなさっていたかは多くの方々も興味をお持ちで、私も大変楽しみにしていました。会場受講は早くから満席状態でしたので、少し先になってしまったのは残念ですが、今のコロナ感染者の急増の中でたくさんの人で密集した講座は、また後日でよかったのではないかと思っています。

私は、早くから角野美智子先生の本を購入して、すでに読ませていただいています。今日、講座がなかった分、本の中で紹介されていた手作りの教材(鈴鳴らし)を作ってみました。

写真ではおはじきは5つでしたが、私は、“ドレミファソラシド“ もイメージして色違い8個のおはじきを使って作成しました。おはじきは、幼児教室でも使っていました ”花はじき”です。簡単に作れるのも、感動です。

教室に、可愛い幼児さんがいらっしゃったら、さっそくこの手作り教材の “鈴鳴らし“ を使って、音楽に合わせ、一緒に指遊びをしたいと思います。

うさぎの楽隊が勢ぞろい ♪

ドリーズラビット(ナカノ)

“可愛いうさぎたち“ 山手台の教室に新しく飾りました。陶磁器で精巧に作られたミニチュアですので、子どもさんたちには、少し手の届きにくい高い位置にいてますが、教室で可愛いうさぎたちの演奏風景をイメージしていただけるかと思っています。

エレクトーンでは、いろんな楽器音色を使って、それぞれに表情を変えて弾き、楽器の特徴を勉強していきます。知らない楽器を名前だけ覚えたり、絵で見るだけでなく、こんな楽器で、こんなふうに演奏するのだというイメージが小さいながらにも、ちょっとでもその場で知ることができるかと思っています。楽器を演奏しているうさぎの一つ一つのお顔の表情も上手く作られています。

どうぞ、楽しみに教室へお越しください。

エレクトーン演奏グレードBコース

先月エレクトーングレード9級Bコースを受けた生徒さんの合格証書が年明けに届きました。ブログにも書きましたが、試験が終わって、部屋から出てきた時に、泣いた出てきたとのことをお母様からお聞きしたもので、私も大丈夫だと思いつつ、ドキドキでした。今日はレッスンでしたので、生徒さんにお渡しし開封してもらって、一緒に中を見ました。

もちろん合格! それにとても良い評価でした。一番苦手だった「初見演奏」が一番いい点数。心配していた聴奏と即興演奏もグレードレベルに達成できていたようです。合格すると、自信が持てて意欲につながり、ステップアップです。

それでも、次級に進むためには、さらにしっかりと勉強しておく必要があります。

今日は、ちょうど「エレクトーン演奏グレードBコース9〜6級の即興指導」のセミナーを受けてきました。ただ弾くだけでなく、音楽力が身につく、この即興演奏のためのレッスンは、ヤマハならではこそです。すぐに身につくものでもないので、継続的にこれからもレッスンに取り入れさせていただきたいと思います。子どもたちは、やってみよう、弾いてみたいと意欲につながっていく内容かと思います。

「たきび」音楽から ♪

雪も時々散らついて、寒くなりました。

「たきび」という童謡がありますが、この頃の子どもたちは、このお歌を知っているのでしょうか?

私が子どもの頃はこの時期に家の近くで焚き火をしていましたが、最近、身近なところで、焚き火などしたことがないし、見たこともありません。冬の風物詩ともいえますし、冬になると、「たきび」の歌も思い起こされます。現代の住宅事情もあって、火災も心配、煙が出るとクレームにもなるし、子どもにとっても大変危険なものということから少なくなっているのでしょう。昔は、この年明けに小学校で “とんど焼き“ をしていましたが、それもあまり聞きません。地方では、まだまだ焚き火をしていると思いますが、落ち葉もゴミ袋に入れて燃えるゴミとして出すのが、普通になっています。学校でのキャンプファイヤーや、キャンプによく行かれるご家庭の子どもさんがよく知っているぐらいかもしれません。

なぜ、このようなことを考えたかと言いますと、NHKで「魂のタキ火」という番組があるのを知りました。私が観たのは1時間ずっと焚き火の炎の映像のみのものです。最初は、この映像の良さがわかりませんでした。そうしているうちに、焚き火に当たっている感覚になり、熱を感じ、体が温かくなる感じがしました。炎をじっと見ていると、体だけでなく心も温まり、癒されていく不思議な感触を受けました。

この炎の映像で流れてくる音といえば、パチパチと燃えていく音とバックに静かな音楽。ドビュッシーの”夢“のピアノの音色から始まり、ギター、オーケストラサウンドなどの音楽が流れていました。初めは焚き火と音楽が意外だと思いましたが、素晴らしい組み合わせでした。“主役は炎とあなた。心行くまで炎の揺らめきを眺め、日々抱えている憂い、不安から自由になってください”とありました。今では、焚き火を体験するということはほとんどありません。タイトルどおり「魂のタキ火」感動しました。

新年あけましておめでとうございます ♪

あけましておめでとうございます。

皆様には、健やかに新春を迎えられたこととお喜び申し上げます。

本年もよろしくお願いいたします。

山手台の教室の玄関には、季節に合わせて、お花を飾っていることが多いです。

若い時から少々生花をやっていたこと、私の音楽の師匠とフラワーアレンジメントの講習を時々ご一緒させていただいていたこと、発表会などでたくさんのお花をいただく機会が多いこと、あちこちでフラワーアレンジメントを習っていると花器がたくさん溜まってしまったこと・・などきっかけは様々ですが、もちろんお花が大好きなこと、お花で癒されることが一番です。

お花を生けることも芸術です。世の中に同じものはありません。

そして、音楽も同じだと考えています。その時々でその素材に応じてアレンジもします。個性が表れます。その瞬間が大切。消えていくものです。人の心に感動を与えるものでもあります。上手下手で分けられるものでもないかと思います。

ということで、自己流でお花を飾り、楽しんでいます。

レッスンは予定を早め、一部の生徒さんは明日から行なうことになりました。年明けのレッスンの日時をお約束している生徒さんは、そのままのスケジュールです。

気持ちも新たにレッスンに励み、今年も一緒に音楽を楽しみたいと思っております。

今年もありがとうございました ♪

昨日で、今年のレッスンは終わりました。

おかげさまで今年1年、ほとんど毎日のようにレッスンをさせていただき、生徒さんたちと音楽を通して、楽しく過ごすことができ、皆様に感謝しております。

少しでも、“音と触れ合うことが楽しい“ ということを感じていただける、そんなお手伝いができればと日々思っています。

来年は、秋頃に発表会も予定しています。生徒さんがそれぞれ、思い思いの目標に向かって、また来年も頑張っていただき、私も一緒に勉強しながら、楽しみたいと思っています。

新規生徒さんについては、若干名を募集しています。春頃までのご入会で、発表会にも参加していただけますので、お問い合わせ、体験レッスン等もお待ちしています。

年末年始は少し長くお休みをいただき、来年のレッスンは、1月11日火曜日から始めます。

来年も、どうぞよろしくお願いいたします♫

クリスマスのレッスン曲 ♪

今年は、初心者のご入会の方が、とても多くて、嬉しく思っています。これから、ピアノやエレクトーンを楽しみたいという大人の方がほとんどです。大人の初心者向きのテキストも近頃では、どんどん増えてきました。その中に、ちょうど季節的にもぴったりな「ジングル・ベル」が載っていて、今年はこの時期に何人もの方たちに弾いていただきました。

“♪ミミミー、ミミミー、〜 ♪ “と始まるこのメロディーは初心者でも大変わかりやすくて、弾きやすいのです。左手も、“ド〜“ とか、“ ソ〜“を延ばして弾くだけでも、ちゃんとした曲になって楽しむことができます。

子どもの生徒さんも、レッスンで練習してもらいました。まだ、弾けない子どもさんとは、ドレミで歌いました。明日のクリスマス・イヴでは、お家で「ミミミー、ミミミー、ミソド〜レミ〜♪」と歌ってくれるかな・・♪( ´θ`)

どうぞ、素敵なクリスマスをお過ごしください⭐︎

こどものエレクトーングレード受験9級に関するお話 ♪

昨日、エレクトーングレード9級Bコースを受験してきた小学生の女の子がいます。今日、すぐにレッスンだったので、グレードはどうだったかな?というところから、今日のレッスンはスタートです。

先週のレッスンは、お母様のご都合でレッスン曜日がずれ、またその日は学校からの帰りが遅くてレッスン時間に間に合わないというハプニング。私のレッスンの都合もあったので、振替の振替で翌日の夕方にレッスンをしました。グレード受験を控えているので、最終的なレッスンをどうしてもしておかないといけないという状態だったのです。そんなこともあったから、当日のグレード試験もリラックスできなかったのかもしれません。

グレード試験を終えて、お部屋から泣きながら出てきたのだそうです。あら〜どうしたんだろう? グレード受験は全く初めてでなく、10級の時も同じ会場で受けてきていました。私にお話もできないほど、昨日を思い出して涙ぐむM子ちゃん。最後のカデンツのニ短調ができなかったのだそうです・・あ〜でも“ニ短調“という言葉がはっきり言えるということは、ある程度理解ができているわけです。

⭐︎グレード受験の流れ(エレクトーン9級Bコースの場合)

2曲演奏→ 初見演奏→ 伴奏づけ→ 聴奏(メロディー)→ 聴奏(ハーモニー)

この最後につまってしまったのでしょう・・

私もグレード試験官をしていましたので、だいたいの様子はわかります。「演奏した曲(アレンジ曲も持っていきました)、初見演奏、伴奏づけ、メロディーの聴奏は、よくできたねと褒めてもらったでしょ・・」と聞きましたが、もう、最後のニ短調のカデンツがスムーズに弾けなかっことで、試験官の先生の講評を何一つ覚えていないようなのです。従来は、受験している子どもさんに不安感を与えないように、試験官の先生はサポートしてあげるようになっています。9級のカデンツとしてはニ短調が一番難しい。それを試験課題にも選ばれたということと、子どもが泣いてしまうほど、ちょっと厳しい試験官の先生だったのだろうかとも思ってしまいましたが、必ずしもそうとは限りません。

もちろん、受験者の勉強不足と理解不足、指導者側の指導やトレーニング不足も考えられます。それに子どもさん自身の性格、精神力からもそういう状態になったとも言えます。

グレード試験を受けるということも、子どもにとっては大きな成長となりますね。音楽力、演奏力はもちろんのこと、緊張感、試験というものはそんなに甘いものではない、真剣に取り組む大切さも子どもながらに経験するわけです。あの時、とにかく泣いた“グレード試験“という記憶がきっと大人になっても残ることでしょう。

私も気になって、受験したセンターに電話をして、こっそり合否を問い合わせましたが、担当講師であっても何も教えてもらえませんでした。結果を待つだけです。ちゃんと勉強をしておけば、不合格ということはあり得ませんが、合格証が届くまでは、講師としてもドキドキですね。生徒さんと共に、その都度、私も成長です。