♪ 秋桜

私の還暦お祝いでいただいた
刺繍の手作り コスモスの風景

エレクトーン指導者の支部で会報誌を定期的に発行されています。イベントのお知らせ、報告、グレード合格者の他、毎回、先生方の紹介やインタビューなど、楽しい内容が盛り込まれています。

今回は、”秋の夜長に聴きたい1曲 ” ということで、私にも記事の依頼が来ました。好きな曲はたくさんあるけど、秋にふさわしいものを1曲選ぶというのも難しいなぁと思いました。

ふと、コスモス…山口百恵さんが歌った ” 秋桜 “が頭に浮かびました。

というのも、音楽のジャンルは、クラシック、ジャズ、J-pop、歌謡曲、演歌、アニソン…何でもよいということだったのです。

そして、”秋の夜長に聴きたい1曲 ” として、” 秋桜 ” を選び、コメントとともに、リーダーの先生へ原稿を送らせていただきました。文字制限がなかったため、ブログを書くように、タラタラと文章が思いつき、とっても長いコメントを書いてしまいました。もちろん、”短く編集して下さい”と自分から断っておいたので、全然構わないのですが、校正ということで送られてきたのには、他の先生方の曲とコメントもあったので、見せていただくと、皆さん一言書かれているだけでしたので、やっぱり、長すぎました。

40年前の1980年10月5日、山口百恵さんの引退コンサートのあった日です。なんか、ふと思った百恵さんの曲ですが、今日は、そんな日にあたりますので、私の書いた記事のコメント原文をここに載せたいなぁと思いました。

[秋の夜長に聴きたい一曲]

♪ 秋桜
(さだまさし)
山口百恵さんが歌った有名な曲。私の好きなさだまさしさんの曲でもあります。和名の秋桜(あきざくら)は、この歌から秋桜(コスモス)と読むようになったそうです。この秋、人生節目のお誕生日を迎える私に、ある方から秋桜の風景の手作り作品のプレゼントをいただきました。秋に咲く、桜のように美しく、穏やかな気持ちにさせるお花。歌詞からは、母に対する想い、母である立場、感謝や私なりに生きていくというような言葉を自分に置きかえると心が打たれます。秋らしい寂しげなメロディーですが、コスモスは別の意味では宇宙。これからの未来や壮大なイメージも感じながら聴くと最高ではないでしょうか。

ほろっと涙したくなる、この曲。いいなぁとつくづく思います。

子どもが音楽を学ぶ重要性♪

手作りリズムカードも使ってのレッスン♪

長く音楽講師を続けていますが、昔はほとんどが子どもさんのレッスンでした。

この頃は、年齢層の幅が、3歳から80代までと広がっています。

それでも、やはり幼児期の音楽レッスンは、一番重要だと思っています。

幼児期は、”弾く”という以前に必要なことがたくさんあります。

幼児さんは、指の関節も、声帯も、まだまだ不完全なようです。

3、4歳で、ピアノやエレクトーンを始めたけど、全然弾けないの…と思われるかもしれませんが、少なくとも1年くらいは、幼児期に必要な能力開発のおけいこの場と考えていただいて、それは、音楽だけでなく、いろいろな能力の下地になると、思っていただくのが、一番かなと思います。

今日のレッスンと生徒さんとのコミュニケーション ♪

生徒さんとのコミュニケーションは素敵です。

今日、月末5週目の火曜日ですが、70前後の生徒さんがそれぞれ1時間ずつのピアノのレッスンに来られました。

お一人めは、毎回、よく練習をされています。ご本人は自信なさそうにされますが、さすがに長く続けていらっしゃることがよくわかります。ただ、間違ったまま、そうだと思い込んだまま弾いているところもあるので、そこを何度か弾いて、直していただくのです。身体の不調もおありなのに、ピアノのレッスンのために出かけて来られることが、身体への自信につながっていらっしゃるようです。

お二人めの方は、とても細かい音符の長い曲も次々と弾いてこられます。この頃、指の関節の痛みを感じながらも、ご熱心に練習されています。どちらかと言えば、しっかりとしたタッチなので、p(弱く)のところもmf(やや強く)になってしまうことや、アクセントがないところにアクセントがついてしまうというようなところが気になるところです。

三人めの方は、レベルは初級から中級くらいですが、どの曲も落ちついた音色でピアノを弾かれます。いつもご熱心なのに、実は、前回レッスン時間になっても来られないので心配しました。時間をうっかり間違われていて、お友達とゆっくりランチをしていたのだと、私に謝りつつ、楽しくお話して下さいました。

お人柄にもそれぞれの個性というものがありますが、それが、ピアノの弾き方や音色に現れます。お一人お一人違うけど、それはそれぞれのいい音。そんなことを感じながら、生徒さんのピアノの音を聴いています。

夕方、ある生徒さんから、”お誕生日おめでとうございます” のメッセージが入り、びっくりしました。どうして、”私の誕生日がわかるんだろう”とちょっとドキッとしたのですが、よくよく考えてみれば…

入会のカードに記入してもらった生年月日を見て、”お誕生日が私と同じですね〜”と言ったことを思い出しました。それをしっかり覚えてくださっていたのです。私からもお祝いメッセージを送りました。

レッスンとの合間に生徒さんと触れ合うちょっとしたことですが、こんな良いコミュニケーションの場が毎日のようにあることは本当に素敵なことだと思っています。

秋の夜長に♪ ジャズの帝王 

マイルスの後ろ姿もなかなかいい
Kind of Blue ジャケット裏面

今日は、三人兄弟の子どもさん宅へ、エレクトーンレッスン。12月のイベントに向けて、それぞれ頑張って練習してくれています。

帰りの車の中で聴くラジオで知りました。

今日、9月28日は、ジャズの帝王、マイルス・デイヴィスの命日だと。

家に帰ってから、ずっと、マイルス・デイヴィスを聴く私。

トランペットの音色はもちろん、なんだか、この秋の夜長に聴く音楽としていい感じです。

今日の日曜日レッスン ♪

今月から、日曜日レッスンを再開しました。

そして、今日は9月最後の日曜日レッスン。何とか1ヵ月、体力的にも慣れてきて、無事にレッスンができました。

私の療養期間に合わせて、お休みして、待っていてくださった生徒さんと、今日も9ヵ月ぶりにお会いできました。教養豊かな方のお話はついつい長くなりますが、こちらも楽しく、とてもためになります。

ピアノは、ほとんど中断してしまっていたご様子ですが、長くフランス語をお勉強なさっているそうで、今、ZOOMで講座を受け、普段の勉強はカフェでしているとのこと。70代の方です。時代にちゃんと乗っかって、素敵ですね。私としてはピアノのレッスンしながら、生徒さんからいろいろなことを教わることとなっています。

今日は、他にアロマに詳しい生徒さんから、コロナ対策にもよいアロマのプレゼント。

この連休中に北海道へ行かれた生徒さんからは、お土産をいただきました。連休中、とても混んでいたようです。北海道に一度も行っていない私は、北海道のお土産、特に六花亭のホワイトチョコはとても嬉しいです。

優しくて、素敵な生徒さんに囲まれて、毎回のレッスンを楽しくさせていただいています。

子どもも息抜きを

生徒さんの書いてくれたネズミのピアノの先生(私)

いつも明るいのに、今日はドアを開けた時から、元気のない生徒さん。どうしたのかな?

ピアノは弾いてくれましたが、調子が出ません。

誰だって、気分も調子も波があります。大人だけでなく、子どもも。

学習塾でも良い成績とっているかと思えば、びっくりするほど成績が下がったりということもあるのです。その下がった時にどう対処するかが大事。

その時に叱ってしまうともっと嫌になってしまうので、できるだけ明るくあっさりと希望を持てる言葉がけが一番です。

大人は、自分で体調が悪かったり、気分がのらないときは、自分で対処します。考え方を変えたり、気分転換したり、休んだり…。気分がのらないときに何かやっても捗らないし、頭にも入っていきませんよね。

子どもも同じです。気分がのらないのに、無理じいは禁物。そんな時は、”気分転換”をさせる。よく、お母さんたちから、「先生は叱らずに気長に子どもと対応できますね」と言われますが、今までのいろいろな経験と私の少しのんびりした性格で子どもさんの気持ちを察して、ゆったりと自然体で接するようにしています。

子どもでも、自分のことはよくわかっていますから、そのうち頑張りだします。

私がピアノをたくさん弾いて聴かせたり、オルゴールの音楽聴いたり、学校の好きな歌を歌ってもらったり、聴音の練習をしたり…

お絵かきの宿題を出しておくと、それは忘れずに持ってきてくれました。先生(私)のことは嫌いじゃないみたいだなって、ホッとし、私もレッスンをがんばろと思うのです。

久しぶりにピアノに向かわれる方のためのレッスン♪

ご年配の方、ドビュッシーのプレリュードを練習中です。

ピアノご経験がある70代の方にご入会いただきました。コロナ禍のステイホームで、久しぶりにピアノに向かうようになられたようです。

ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」の “プレリュード ” を練習しているということで、今月初めに体験レッスンに来られました。

私は、音の彩色家とも言われる個性的なドビュッシーの曲はとても好きですが、人によって、好みが分かれます。なかなか生徒さんで積極的にドビュッシーを弾きたいという方はほとんどいませんでした。発表会で 比較的弾きやすい”アラベスク”をおすすめして弾いていただくという程度です。

私は、ドビュッシーのピアノ曲と久しぶりに触れることができると楽しみにレッスンをお待ちしていました。

体験レッスン後、入会のご連絡をいただき、今日からレッスンとなりました。

月30分×2回のコースで 月60分×1回でいらっしゃることになりました。

他に私のおすすめのモシュコフスキー”20の練習曲” と、チャイコフスキー”四季” から舟唄を選ばれて練習しておられたので、そのレッスンをさせていただきました。

ご年配の方でピアノの経験がおありな方に多いのですが、この方も海外生活をされていたとのことでした。楽譜に記されているアルファベット。始めは、コードをつけていらっしゃると思い、さすがよく勉強されているなぁと思っていました。すると、それはコードではありません。譜読みで “ド・レ・ミ…”は 普通、カタカナで書きますが、”C・D・E…” とアメリカ式に書かれていたのでした。もちろん、そのままでOKなのです。インターナショナルスクールに通う子どもたちも同じですから。

久しぶりで、慣れない奏法は、難しそうでしたが、ずいぶんと今までも弾かれていたご様子が感じられ、とてもご熱心にピアノに取り組まれるお姿に感心しています。これからも、楽しくピアノを続けていただけたらと思っています。

子どもさんの初めてレッスン ♫

まずはエレクトーンで鍵盤に慣れます。ピアノに移行もできるレッスンです。

可愛い女の子、先日、お会いした時から” 早くレッスンしようよ〜 ” と言うほど、ワクワクと楽しみにしてくれているようで、嬉しいなぁと思っていました。
今日は、お待ちかねの第一回目のエレクトーンレッスンとなりました。
小さい手とお指で ”ゆびのたいそう” のお歌と一緒に グッ・パー、グッ・パーをします。始めは、お歌と反対になっちゃう。だけど、だんだん慣れてきます。お指も1番のお父さん指から順番にトントントンと左右の指を合わせます。4番のお姉さん指がなかなか思うようにいきません。頭から指令を出し、指をいうこと聞かせようと一生懸命。
知らないお歌も一緒に歌ってくれるし、一緒に椅子に座って、私と同じ調子で鍵盤を弾く真似もとても上手。
音楽がとっても好きそう。
小さいのに一生懸命に取り組む姿はとても微笑ましく感じられました。
これからが楽しみです。

次回の発表会のお知らせ ♪

2018年 ハロウィンコンサート (生徒さんたちの発表会のステージ風景)

今年、2020年4月の発表会は、延期となったままでした。

世間でも、コロナの感染の影響に対して、考え方は、二極化しています。

エレクトーン・ピアノの発表会を開催することにも、先生仲間で意見が二つに分かれている状態ともいえます。

しかし、考えても誰にもわからないことで不安になるより、前向きに考える方がいい… ( これは、病気に対して同じことを医師からも言われ、私自身の考えがそのようになりました)

私の前向きな気持ちと政府がコンサートを満席でやってもいいというお話が同時におこってきました。

いつも一緒に発表会をしてくれている先生や生徒さんたちが、私よりも意欲的であったこと、意見も一致したので、来年の春に発表会をすることを決定しました。

* 2021年 5月8日(土曜日) 14時〜17時

新響楽器 オーパスホール (兵庫県西宮市、阪急西宮北口下車すぐ)

感染対策は、まだまだ必要かとは思っていますので、そこは徹底的におこない、安心して、楽しい、日頃の演奏披露の場になるようにしたいと考えています。

今から、レッスン初めて受けられる子どもさんも大人の方も、まだまだ発表会に間に合います。

このコロナ禍で自粛生活が続いたあと、目標がないと、生徒さんたちはちょっとだらけ気味でした。仕方のないことだったのですが、また目標ができるとピリッと緊張感が芽生え始めています。

この緊張感こそが、上達する力になります。

この先も、不安を感じず、ギリギリまで前向きな考えでレッスンを進め、発表会に臨もうと思っています。

子どものためのオンラインレッスン ♪

スマホのみでオンラインレッスンができます

今年になって、療養中の私とコロナのことが重なり、レッスンのお休みが春先まで続いた時、子どもさんのレッスンを早く始めてほしいという親御さんから連絡が入ってきました。

3月中は、まだ抵抗力も弱っている私でしたので、外出することもできないし、とてもレッスンができる状態ではありませんでした。

4月から6月までの3ヵ月間、3人ご兄弟の子どもさんをそれぞれ、一日お一人ずつということで、毎週、LINEでやっていました。お父さんもお母さんも大変ご熱心で、こまめに動画の送りあいっこもして、一生懸命に私もアドバイスをしました。

その結果は、何度も同じところを注意するばかりで、あまり進まなかった…ということになりました。

子どもさんのオンラインレッスンの場合は、お父さんやお母さんの手助けが必要です。

まして、3人となると、いくらご熱心な親御さんであっても、一人一人を丁寧に細かくみてあげることは、かなり困難なことです。

“オンラインレッスンしましょうか?”と他の子どもさんのお母さんにも連絡をとりましたが、お母さんもお仕事をしていらっしゃるなど、環境が整っている状態でないとオンラインレッスンはできませんので、子どもの生徒さんの半分は、そのままお休みされていました。

とはいえ、上手くいっているケースもあります。ちょっと特殊かとは思いますが…

元々、一緒にレッスンしていましたが、遠く離れたアメリカに住む5才の男の子と、今年2月からオンラインレッスンをしています。

アメリカでは、小さい子どもも学校でオンライン授業を受けているために、その環境に慣れているので、違和感なく、20分〜30分集中することができます。

画面を時々見ながら、自分のやるべきことが、小さい子どもなりにも掴めています。

私はあらかじめ、必要なプリントや楽譜を少し多めにpdf にしてメールで送っておきます。それをお母さんにプリントアウトして準備してもらいます。

あとは、通常の子どもさんのレッスンと同じように、リズムをとったり、歌ったりしながら、そのプリントの楽譜と指の動かし方を指導をしていきます。

毎週のペースでやっていると、数ヶ月の間にずいぶんと弾けるようになりました。

アメリカ国内での引っ越しのため、しばらくお休みでしたが、新しいピアノで、またオンラインピアノレッスンを始めています。

少しやり始めると、感覚が取り戻せたようで、レベルアップさせた楽譜もちゃんと読みながら、弾いてくれています。

LINE、GoogleDuo、Zoomも試しましたが、ほとんどFaceTimeでやっています。手軽にできます。

日本の子どもたちも、学校のオンライン授業が普及し、その環境に慣れると、ピアノやエレクトーンのオンラインレッスンも集中して取り組んでくれるようになるかもしれません。画面の前でいかに集中して、物事に取り組めるか、その環境に馴染む必要があるということだと思います。

この連休明け、そして寒くなっていくにつれ、また、コロナ感染者が増えてくるかもしれない、油断はできないということを耳にしています。

いつでも、スムーズにオンラインレッスンを始めることができるように、ベストな方法や適切な指導を見つけながら、どんどん試しておこうと思っています。

とにかく、世の中は大変便利になったなぁと思うのです。