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ブルグミュラー25の練習曲 ♪徹底活用の講座を受講

ピアノの基礎作りには欠かせない、ブルグミュラー25の練習曲についての講座を受講しました。(石黒加須美先生の講座)

ブルグミュラー25の練習曲は子どもも大人もレッスンでよく使い、みんなが好きでよく弾く曲もたくさんあります。この頃では、子どもたちのコンクールの課題曲にも使われることが多いです。練習曲となっていますが、曲全体を表す標題がついてるので、曲のイメージを持つことができます。もちろん、練習曲ですから、この本の中で勉強することが、1曲1曲の中にぎっしりと詰まっているわけです。

子どもさんでも、大人でも、少し弾けるようになって自信がついてくると、先に進みたくて、難しい曲を弾きたそうにされる、弾きたいと言われることがほとんどです。

講師の先生が言われるには、その先のショパンやリストが弾けるようになるためには、このブルグミュラーの曲にある細かい音楽を知っておく必要がある、そこを知った上でこそ、ショパンやリストが弾けるようになるとおっしゃっていました。

ブルグミュラーの曲の中でさえ、その大事なことを理解できていないままに弾いてしまっている、そんな残念な演奏が時たまみられるとのことでした。

私自信は、習っていた先生に、ブルグミュラー25の練習曲は、どの曲もいつでも弾けるようにしておきなさいと言われていました。結構、細く注意を受けながら、レッスンを受けていましたので、それがそのまま生徒さんへのレッスンにも生かされてきたと思っています。また、何度も講座を受けていましたので、1冊の本には、教わったポイントがぎっちり書き込まれています。私にとっても、意識の高いピアノ曲といえると思います。

そして、今日の講座は、やっぱり、一歩進んだ内容で、ランクアップです。さらに細かい分析と曲の表現、テクニック的なことを教わり、今まで多くの方たちが誤解している事柄も知ることができました。

このピアノの基礎が、こと細やかに織り込まれているブルグミュラー25の練習曲をできるだけレッスンに取り入れてきましたし、これからも取り入れていきたいと思います。全曲する必要もなく、抜粋しながら、大事だと思う曲を選んで、学べば良いとのことでした。

生徒さんだけでは、ありません。自分の音楽の知識を広げ、向上させるためにも、講師も学び続けています。

1年続けた子どものオンラインレッスンの状況とその成果 ♪

ピアノと iPod touchで

遠く離れた場所、コロナ禍の中でもレッスンができる方法として、私も昨年より、オンラインレッスンを始めることになりました。たまたま私の療養中の時期と重なりましたので、私としては好都合だったともいえました。

そのオンラインレッスンの取り組みは、一体どのようなものだったか、現時点での私の経験したものと感じたレッスンについて書いてみたいと思います。

リアルレッスンに戻したケース (エレクトーン)

エレクトーンでのレッスンは、子どもの生徒さん3人と数ヶ月オンラインレッスンをしていました。生徒さんと演奏動画の送り合い、質問も書いて、送っていただきました。その後に、私の方は、コメントやアドバイスは文章で送ったり、弾きながら説明を入れて動画を撮るなど、いろいろ試していました。毎週毎週ちゃんと子どもさんの演奏動画を撮り、送ってこられる親御さんの取り組みと努力には大変感心をしました。でも、その手間は大変なことだったろうとお察します。

何もレッスンをしないよりは、マシだったと思いますが、親御さんのスマホを通してのオンラインレッスンは、なかなか子どもさんに伝わらないと感じていました。何度も何度も同じことを繰り返すような状態に近かったです。

夏頃にコロナの状態と私の体調もよくなってきましたので、その3人の子どもさんたちとのレッスンは、リアルレッスンに戻すことになりました。

今も継続してうまくいっているケース (ピアノ)

さて、ピアノのレッスンの方ですが、やはり子どもさんとのオンラインレッスンです。全く初めての子どもさんとのオンラインレッスン、どのようなレッスンの流れで行こうかと悩みます。子どもの場合、講師がそばにいてこそ、レッスンが成り立つのが普通であるのに、一緒に弾いたり、歌ったりがとてもやりにくい。時々、音声と画像が途切れます。ふと、気がつけば、大声で一生懸命になっている私。「そこの音が聞こえなかったから、もう一度・・・」いうと、ちゃんと弾いているそうで、こちらは、音が聞こえないので弾けていないと思って、何度も弾き直しを要求したりします。

毎週のように、回数を重ね、レッスンをしているうちに、お互いがそういった状況を理解し始めます。そして、慣れてきます。おもしろいもので、それが当たり前のレッスン、普通になるのです。

ただし、音のずれがあるために、子どもにとってふさわしい、歌を歌うこと、音を当てさせると言ったものは、全くできないと思っていました。でも、ある時期から、次のステップにいくためには、どうしてもやっておきたいと思い、ドレミで歌を歌うこと、和音の音の違いを当てること、とにかく繰り返し続けてみました。すると、できるようになってくいるのです。一歩進んで、聴唱もできるようになりました。

大袈裟ですが、人間の基本、“諦めずにやり続ける”ということでしょうか・・

一年前に比べると、音声も画像もきれいになったと感じます。ほとんど途切れてやりにくいということは、ありません。人間の文明は、進化していくのですね。

そして、嬉しいことに、今では、テキストも2冊め後半。楽しそうに、むすんでひらいて♪の曲を両手で弾けるところまで、成長しました。リモートワークでお家にいてるパパの拍手が聞こえてくるのは、子どもさんのオンラインレッスンの醍醐味ではないでしょうか。

また、報告ができるように頑張り続けたいと思っています。

大人のエレクトーンレッスン 人気曲 ♪

写真は、カーペンターズ全盛期、私が使っていた45年ほど前のエレクトーンの楽譜です。

60歳前後の方のエレクトーンの生徒さんが大変多くなってきました。やはり、弾きたい曲は、若かりし頃の懐かしい曲も多いのです。今日は、カーペンターズの曲を2曲、レッスンさせていただきました。素朴な感じだけど、感動を与えるカーペンターズの曲は、今もなお、心に響きます。

この頃、何人もの方が、カーペンターズの曲集を選んで、レッスンに持って来られます。現在のカーペンターズのエレクトーン曲集は、今の新しいエレクトーン機種で弾ける新しいアレンジのものになっています。

楽器が進化して、より本物に近い自然な音が出るようになりましたので、エレクトーンで弾くと、きれいな音楽が甦ってくるようです。

年齢、世代によって、好みの曲は違いますが、50代、60代の人たちも、今の流行の曲も抵抗なく選んで、楽しまれますので、年齢が高いほど、演奏するジャンルの幅は広いと考えています。

逆に若い方たちにも知ってもらいたい、昔の素敵な曲がたくさんあります。

エレクトーン大人のレッスンは、習いに来られる方も、レッスンでいろいろな曲を聞かせていただいている私にとっても、心地よい音楽を楽しむ場になっていることに違いないのです。

春はもうすぐ ♪

教室の玄関:季節の飾り

暖かい日が何日か続きました。今日は、少し寒かったですが、お天気がいいと春の日差しを感じます。日が暮れ始めるのも、だんだんと遅くなってきました。

春の気配が感じられます。

教室の玄関に、季節感を感じるものを何か置くようにしています。

ピアノやエレクトーンで弾く曲も、春らしいものを選び始めています。

季節を感じながら、演奏することは、とっても良いことだと思います。

テキストの順番に弾いていると、たまに季節外れの曲が出てきます。よほどのことがない限り、その季節になってから弾きましょうと、少しページを飛ばすこともあります。

今、山手台教室では、可愛いおひな様を飾って、レッスンをお待ちしています。

お気軽に音楽を楽しみにお越しください♫

チック・コリアに想う ♪

エレクトーンでみんなが弾きたい曲 ♪スペイン

今朝、ある有名な先生のFacebook の投稿を見て知りました。チック・コリアさんが亡くなったと・・。ジャズピアニスト、キーボーディスト、作曲家として、音楽好きの人にとっては、あまりにも偉大なる存在。多くの方々が、ショックを受けていることと思います。

エレクトーンを弾く方なら、一度は弾く、弾いてみたいという、大変人気だったチック・コリアの曲といえば、やはり、「SPAIN」です。いろいろと楽譜を持っていましたが、すぐに見つかったのは、上の写真の楽譜です。もう、絶版の曲集で、師匠のお弟子さんにも特別お貸ししたことがある貴重な楽譜です。最近では、あまり「SPAIN」をエレクトーンで弾かれる方はいないと思うのですが、この曲を聴くと、なんだかゾクゾクと胸が高鳴る気がします。私の大好きなボーカルの先生が、この「SPAIN」をライブで毎回のように歌われるのです。初めは、歌?と思いましたが、細かい音符に狂いがなく、スキャット混じりの素敵な響きで歌われるのが、とてもカッコよくて、やはりゾクゾクして、先生の歌の中でも私はお気に入りの曲です。きっと先生も、お好きなこの曲とともに、残念がっていらっしゃることと思うのです。

チック・コリアのコンサートに行ったことがあります。いつだったか・・確か10年ほど前かな?と思い、古い手帳を出してきて調べてみました。そう、2011年10月2日に、兵庫県立芸術文化センターのKOBELCO大ホールでのチック・コリアのコンサートに行っていました。今でも、チック・コリアのピアノを弾く姿を思い出します。その当時、YAMAHAの師匠と一緒によくコンサートへ行っていました。その時も先生がチケットを取ってくださった・・。いつもいい席を取ってくださるのですが、その時だけは、チケットが取りにくかったようで、先生と門下生の数名とが、離れたところでバラバラに座らないとダメだったのです。それが残念だったということも覚えていますが、とにかくコンサートの盛り上がりは最高でした。一曲一曲に感動です。

レッスンの時、子どもたちと、メロディーの模唱をよくやりますが、チック・コリアの誘導するメロディー模唱は、そんなに短く簡単なものではありません。長いフレーズに細かいリズムと音・・。チック・コリアが、ピアノを弾きながらメロディーを歌い、観客にそのあとを続けて歌わせます。本当に、音楽好きでリズム感がよくて、チック・コリアの音楽を知っていないとついていけない・・と思いました。そんな、観客が演奏に参加できるステージもあり、お隣に一緒に座った同じ門下生の若い女の子と、それはそれは、踊るようにのりまくり、最後まで楽しんでステージを観ていた・・と印象深く残っています。

こんなふうに思い出すと、行って良かったなぁと思います。師匠にお声をかけていただいて行ったコンサート。いつでもいいや〜なんて思っていたら、その感動的な音楽を一度も聴けなかったかもしれない。まして、今やコロナ禍で生の演奏を聴くことが難しい。なんでも、そのタイミングを逃さないことって、大事だと感じます。チック・コリアを偲んで、「SPAIN」弾いてみたいものです。

エレクトーンオンラインライブの視聴 ♪

エレクトーン YouTube ライブ

大阪のエレクトーンデモンストレーターのコンサートがYouTubeで配信されました。YAMAHAからのお知らせと、講師向きのjetの楽器店のリーダーの先生からも今日のライブのお勧めの連絡がありました。

大阪のデモンストレーターの方々は、やはり馴染みがあります。ライブ会場になっている場所も何度もコンサートに行ったことのあるところです。

一番最初に演奏された亀井絵里奈さん(先生)は、楽器店の方にも何度もエレクトーン講師のアドバイスレッスンに来られている先生です。私もアレンジのアドバイスもしていただいたことがあります。毎年12月のエレクトーンのイベントに来てくださって、演奏もしていただいています。生徒さんたちの演奏を聴いて、講評も書いてくださっています。私も2年続いて、亀井先生の横で、楽しくおしゃべりしながら、一緒に生徒さんたちの演奏を聴き、講評を書かせていただいています。その12月のエレクトーンカーニバルに参加される生徒さんたちは、通常の発表会と違い、亀井先生からの講評と、素敵な演奏を聴いていただけるということになります。前回は、7名の生徒さんが参加くださったイベントです。

今日も素敵な演奏をされました。今、流行りの “鬼滅の刃“の曲をメドレーと、2曲目は、聴くポイントを3つ言われた後に、“ケンタッキーの我が家“♪ 「コケコッコ〜」とニワトリの鳴き声も入り、とても楽しい曲を演奏されました。

その後に、大西麻美さんと、柴田友輔さんの演奏。エレクトーンの奏法に関するコメントもお話しながら、それぞれソロ曲と、息のあったデュエットもされました。やっぱり、お二人とも素敵な演奏でした。

最後に有本香織さん(先生)の演奏でした。私も、その昔、有本先生のデモンストレーター養成のレッスンを受けていました。その時のレッスンは、一度にたくさんの宿題、何曲も用意していかないといけなませんでしたが、それが特別に楽しかったのです。エレクトーンをフル活用させる演奏を教えていただき、今、振り返っても、私の生涯でエレクトーン演奏が最高に楽しい時で、今現在もその時のことが生かされていると思っています。

そんな、私にとっても大先生の有本先生の演奏は、全く変わらず、楽しくて、素晴らしい演奏でした。ラ・カンパネラのJazzアレンジ。そして、奏でる楽器の奏者がどんな人かも、イメージされての演奏とお聞きし、さすがだなぁと思いました。私が生徒さんによくお伝えするのは、一流のサックス奏者や、トランペッターで弾くように・・なのですが、その先の人物像まで考えると楽しいし、自然ないい演奏ができますね。

最後に、津軽三味線アーティストの吉田兄弟の♪Risingを、有本先生と亀井先生のお二人のデュエット、有本姉妹の演奏も素敵でした。

どうも、オンラインでのエレクトーンの音は、低音の響きがうまく伝わらないと思います。迫力あるベース音などが聴こえにくいのは、とても残念。気軽にオンラインライブが自宅にいながら聴けるとはいえ、生で直接聴こえてくる感動的な響きが感じられない。このところ、だんだんもの足りなさを感じ始めています。早く、音楽が生で聴けるようになってほしいものです。

コロナ禍の子どもたちと音楽教室の状況 ♪

コロナ禍の子どもたちに与えた影響を知りました。

昨年と違い、この度の緊急事態宣言では学校は休みになりませんでしたので、それに準じて音楽教室は変わりなくレッスンをさせていただいています。子どもたちにはほとんど影響がなく、どんなお稽古事も今までどおり再開しているのかなと思っていました。地域によっても違うようですが・・

エレクトーンの子どもの生徒さんが、私の住むお隣の市になります。公共の施設でのお稽古ごとには制限があるようです。週4回だとかあったお稽古事は2回になったり、お稽古ごとそのものがなくなってしまっているものもあるようです。ボーイスカウトやガールスカウトもお休みのようです。楽しんで行っていたものがなくなったり、回数が減っているのはちょっとかわいそうだなぁと思う反面、子どもたちは順応性があるのか、あまり気にはしていなさそうだとも思いました。

今まで、どの子どもさんも毎日お稽古ごとで、忙しそうでした。時間に余裕がないと感じていました。音楽レッスンでは、いつの頃からか子どもたちは、“忙しくて練習できなかった“とか、“時間がなくて宿題ができていない“とか言い訳をするようになっていたからです。

子どもは正直だなあと思いました。“他のお稽古事が半分くらいになったから、練習もできるし、宿題もやれそうだ“と言います。音楽教室の講師にとって、嬉しい言葉ですが・・。子どもたちにとっては、やりたいことがやれているのでしょうか・・。子どもたちの中で、何をすべきかという優先順位が、今までと違ってきているかもしれません。

数ヶ月後に発表会を企画していますが、今回は確実な目標が定まらずに、進行状況が緩やかになってしまっています。だけど、そろそろ企画も煮詰めていかなくてはいけない時期となってきました。少しずつ、ソロ演奏以外の連弾やアンサンブルもしてもらおうかと考え始めています。

先ほど書いたお隣の市では、更に、公共の施設、ホールで、“ピアノの連弾は近親者同士、他人同士で連弾してはいけない“という規定があると聞き、びっくりしています。私の発表会の場所は、その市の中にありますが、公共の施設ではなく楽器店のホールなので、そのような規定は関係ありません。でも、そんな規定があることを知れば、連弾そのものを控えようかとも思うほどでした。どちらにしても兄弟姉妹なら連弾を控えることもないので、やっぱり演奏してもらおうと思っています。ピアノ連弾だけでなく、エレクトーンも一台に二人並んで演奏も考えています。兄弟、姉妹での演奏は、後々、とても良い思い出になるのです。

今日は、親しいボーカルの先生と会えました。一昨年まで、しょっちゅうライブに行かせていただいていました。お話を聞くと、ライブはこの2月は全部できなくなったんだとおっしゃっていました。昨日は、サックスの先生とお話ししましたが、やはりライブはかなり減っているようです。歌、吹く楽器の生徒さんの発表会もどうなるのかということだそうです。音楽好きなものにとっては、がっかりなことです。

いつ世の中が落ち着くのか、それもわかりません。このコロナ禍の中で、生徒さんも講師も、できる範囲のことを精一杯やる、これが今のレッスン状況といえます。

大人のピアノレッスン ♪好きな歌謡曲が弾きたい

好きな歌謡曲ののコード付き1段楽譜から、ピアノで弾けるように取り組みます

ピアノを習い始めたきっかけが、好きな歌謡曲を弾きたい・・という大人の生徒さんは多いです。大人用のやさしいテキストや楽譜が増えたといっても、そこに好きな曲があるとは限りません。あったとしても、ものすごく複雑なアレンジで初心者には難しすぎるものもあります。しかも、アレンジしすぎで、イメージがちょっと違ってしまっていると、しっくりきません。

とりあえず、初心者の方だと、希望はしっかり聞かせていただき、そこを目標にピアノの基礎を学んでいただきます。賢明な方ほど、それが必要だということを理解してくださって、気長に、でもコツコツと取り組まれます。

ある程度レッスンを続けていただくと、音楽の基礎、ピアノを弾くということにも慣れてきます。ピアノで簡単でもいろいろな曲を弾いているうちに、感覚が掴めるようになります。

わからないなりにも、弾きたい曲の楽譜をちゃんと探して持ってこられます。そして、そろそろ弾きたい曲をピアノで弾けるようにしようと、一昨年から取り組み始めていました。ところが、私の病気とコロナとで、長いお休みになってしまい、すっかり中断してしまっていた・・そんな生徒さんがいらっしゃいます。

今、またやり始めました。あともう少しで出来上がりそうです。楽譜もご本人に書いていただいています。原曲をできるだけ生かし、弾ける範囲のやさしいアレンジで一緒に作っています。好きな歌なので、作りながら、どんどん弾けるようになっています。この方の好きな曲を一緒に作るのは、これで2曲め。どんどん楽しくなっていきます。

弾きたくてもない楽譜を先生に探させたり、作らせたり、楽譜を手に入れたらサッサとやめてしまわれた・・とか、いろいろな私の苦い経験があります。今は、生徒さんと楽しむレッスンにするようにしています。

ピアノのレッスン再開の生徒さん ♪中学受験を終えて

小学校高学年になると、中学受験のためにピアノを休む生徒さんは、必ずといっていいほどいます。受験のための勉強は、塾通いに少なくとも週に4日前後は通いますので、ピアノの練習時間を取るのはかなり難しくなります。だいたい、小学校3、4年生までにうちにそこそこ弾けるようになっている子どもさんが多いので、無理に引き止めることはしていません。気分転換にお家で、ピアノを弾くこともできるだろうと思うからです。

ピアノの好きな子供は、勉強も好きですし、スポーツも得意。一つの物事に対する取り組みは、やはり何をやっても同じです。

受験が一段落すると、またピアノのレッスンに戻ってくれます。ピアノをお休みしている間に、グッと成長しているのが、はっきりと見えます。受験勉強で身についた、集中力、学習能力で、ピアノに対する取り組み、意欲が違います。久しぶりだけど、30分のレッスンの間にゆっくりと以前のような感覚を思い出し始めていくのがわかりました。子どもの時に覚えたものは、いつまでも残っていくと感じます。読譜力が増すと、色々な曲が弾けるようになるので、ますますピアノを楽しんでくれるでしょう。

ピアノ初心者のピアノ購入のための豆知識 ♪

ピアノを弾きたい方は、子どもも大人も多いと思います。。でも、楽器がなくて、なかなかそのチャンスがないということも。

私は、気軽に始められる初心者ピアノ、趣味でちょっとやってみたいという方たちのレッスンを長年やってきました。楽器はさまざま。ピアノ、キーボードすらなくて、習いに来られる方も少なくありません。昔懐かしいというか、私の意識から消え去っていた、紙鍵盤で始められた方もいらっしゃいます。子どもさんでは、おもちゃのピアノです。でも、そんな方も、ピアノを弾くという意識は高く、熱心さがあります。ピアノがあろうとなかろうと、レッスンを長く続けられるケースが多いように思います。

楽器がないからといって、私は特別にレッスン内容を変えることは、ほとんどありません。教室に来ていただいて、月に2、3回ピアノに触れていただくだけでも、楽しいと感じてもらえたらという気持ちをいつも持っています。楽器を無理に勧めることもありません。(楽器店レッスンでは、楽器のセールチラシをお渡しすることはしょっちゅうありますが・・)ご熱心に取り組まれる生徒さんとともに、楽しんでもらえるレッスンを、ひたすら続けるのみです。そのうち、私は、その生徒さんの持っていらっしゃる楽器のことなんて、すっかり忘れているわけです。

すると、ある日、突然、楽器店スタッフさんから、「生徒さんがピアノのご購入を考えていらっしゃるとのことで、ご熱心に見ていらっしゃいましたよ〜」とお知らせを受けるのです。ちょっと驚いてしまうことが多くて・・。でも、それだけ、ピアノを楽しんでくださっていたんだと思い、私にとっても、ものすごく嬉しく、励みにもなるのです。

そこで、レッスンの合間に、電子ピアノから、順番に説明をしてくださるのを私も一緒に聞きました。長年よく知っているベテランスタッフさんの説明は、さすがと思うほど上手でわかりやすかったのです。何年か前に電子ピアノでのレッスンの講座を受けましたが、レッスン方法と電子ピアノそのものの説明は全く違うので、とても勉強になりました。電子ピアノもびっくりするほど、どんどん良くなっています。一部をご紹介しておきたいと思います。

  • ヤマハクラビノーバのCLPの “LP”は、“Lesson Piano“ という意味。レッスンを受けている方には最適なもの。
  • 電子ピアノでは、鍵盤の立ち上がりが悪いものがある。練習しても、細かいパッセージが弾けない、トリルが上手く弾けないは、ピアノのせいであることが多い。
  • 電子ピアノでは、最上級グランドピアノの音色のサンプリングなので、どのように弾いても綺麗な音が出てしまう。
  • 電子ピアノの鍵盤は、安いものはアクリル、20万円以上のものは木製の鍵盤。
  • 電子ピアノのスピーカーの位置でランクに違いがある。いいものは、グランドピアノのように上から音の響きを感じられる。
  • 電子ピアノのランクの違いで、蓋が弾きだしのようなもの、従来のピアノのように開ける蓋との違いがある。

あと、私個人が感じたことですが、電子ピアノの場合、色をいろいろ選ぶことができます。外観が本物のピアノに近い黒塗りのピアノは、ランクは上。また、ダークブラウンなど、色の濃いものは人気があるようで、売れてしまっていて、ホワイト系の色めのものばかりが在庫されているようでした。

この後、私は、レッスンに戻りましたので、説明は聞けませんでした。電子ピアノのいいものに、少しプラスのお値段で、中古ピアノが買えます。40万円くらいで、新品のようにピカピカで、よりどりみどり。50万円のものは、比較的新しいものでした。ピアノはピンからキリまで。誰でも迷います。少しでもご参考になればと思います。